2003~2020年度の川崎医科大学衛生学の記録 ➡ その後はウェブ版「雲心月性」です。

いつもより名残惜しそうな秋に・・・。

2006.12.20.

今年の秋は,暖かさがいつまでも残っていて,朝晩の冷え込みも厳しくならず・・木々の葉の色付きも遅れがちに進んでいったようです。

もう,師走も半ば過ぎ・・・なのに,今の気持ちでは,タイトルのように「名残惜しそうな秋」に染められている感じです。

10月下旬に札幌を訪れて,中島公園の錦秋に染められてから・・・でも,本州ではどうも季節を惜しむように秋色はとってもゆっくりで11月から12月に掛けて,いつになく多く京都に足を運ぶことがあったのですが,目の覚めるような紅葉とまではいかない感じでした。それでも,御苑や下鴨神社,銀閣寺で,それなりの秋を堪能は出来ましたけれど・・・。




さて,人事往来っていうか・・・。

今年の教室を取り巻く状況の激変を物語るように,秋から冬に掛けても何人かの方々が衛生学教室に関連して去来されました。

まず,既に10月初旬の随想にも記しましたが,研究補助員の山下さんが退職されました。

そして,振調費の関連で,技術員の方にお二人,7月から来て頂いて,一緒に働いていたのですが,居石さんがいろんな事情で,11月10日を最後に去られました。凄く一所懸命だし,時間を惜しんで,それもこれまでとはあまり縁の無い実験に必死で取り組んでくれていて,また,解析などもスマートで,とっても期待させていただいた,また,僕らの仕事の実践の処で感謝していたのですが・・・・,本当に,拠所ないっていうか致し方ない事情でした。既に去られて想うととっても短い間だったのですが,彼女の残して行ってくれた新たな実験へのアプローチなどは,大切に引き継いで,しっかりとした成果にしたいと想ってます。

また,別に僕らの中での人間関係とかそういう部分が問題でもなんでもなかったのだし,少し時間のある時には,気楽に立ち寄ってくれればなぁ・・・って想ってます(大学ですし,そうそう気楽には立ち寄りにくいかも知れませんが・・・・・少なくとも教室の door is opened for you です。大学時代も含めて,備前~備中~備後地区に縁があったことにもなりますし,元々の洛中出身の西村講師も居るし・・・本当に,また,ふらって立ち寄ってみてくださいね。



そして,まずは,山下さんの後任という形で,黒木美沙緒さんが来て下さいました。
但し,彼女は,諸事情で,今年度一杯の予定です。そして,なんと,彼女は前田先生の後輩で,昨年の今頃は博士課程修了直前の前田先生と学部4年生の黒木さんという立場だったとのことです。気安いよね,来易いよね・・・。

明るいお嬢さんですし,なんと(さすがにもう寒くなって来ているのですが),岡山から原チャで,時には,violin case を背中に背負ってやってきてくれてます。岡大のオーケストラでヴァイオリンを嗜む才色兼備の優秀なお嬢さんなのですよね。

来てもらってからもテキパキ,シャキシャキと明るく働いてくれています。う~ん,どうも三浦先生くらいから岡大の農学部には縁がありっぱなりの教室になってしまっていますが,皆,優秀に働いてくださるので,感心しきり ですね,本当に!

彼女は,彼女自身のために今は勉強もしないとならない立場でもあるのですが,でも,持ち前の明るさで,しっかり僕らの研究もサポートしてくださいね・・・・ここで勉強してくれることも,きっと叉どこかで役立つと信じてますし,それは皆のためにもとっても良いことですよね。ありがとう,そして頑張ってください。短い間の予定ではありますが・・・・・・・。




加えて,居石さんの後任という形で,木村恵子さんが来て下さいました。う~ん,来られた当初は緊張しやすいタイプだなぁってちょっと想ってたのですが,最初の数日は実は体調がいま一つで,でも,それを見せないようにと,とっても頑張ってくれていたそうです。彼女は,元々は岡山出身ですが,大学では相模大野っていうか,関東に行っていて,その後少し企業等々でも働いた上で,最近,U-turn とのことです。そして,縁あってうちの教室に来て下さいました。丁寧に一つずつの手技などを確認しながら大切に実験をしてくださってます。その姿勢は,僕なんかも学びなおさなくっては!って想ってしまうほど! そして,加えて(?)忘年会では顔色一つ変えずに充分の beer を飲んでいたりもして・・・。良い人材ですよね!

時に眼鏡の日には,本当に才媛っぽいし(いえ,外見だけではなく,そうなのですが)・・・・それに,積極的に僕らの仕事をマスターして,頑張ってやろうって姿勢をバンバンに見せてくださってます。本当にありがとう,です。そして,一緒に頑張って行きましょう!って感じなのです。



さて,10月下旬からは,学会や研究会で,想いの外バタバタとした日々を過ごしてしまいました。科学技術振興調整費関連のPRというか広く臨床の先生方に参加を募るようなセッションも多く組まれていて,先だっての日本肺癌学会(京都:12/14-15)では,ついに,我々の班の臨床部門(兵庫医大中野教授を中心に)で,臨床試験についての青写真をプレゼンテーションしていただき,広く会員の先生方にアピールをしました。立ち見も出るほどの盛況なセッションになり,また,国立がんセンター土屋院長先生には最初のご挨拶を,また,次年度の肺癌学会会長,名古屋大学の下方教授にも,最後のご意見を頂戴できまして,本当にありがとうございました。

科学技術振興調整費は,今年度,我々の教室に関しても非常に大きなインパクトを当然のように齎し,,この課題に取り組むことが決まったことで,教室員全員一致で一所懸命研究活動を行うことに専心出来る姿勢と体制を整えることも出来るようになってきました。勿論,まだ,開始後半年弱で,なかなか,特に我々のような基礎系の研究では,眼に見える成果までは至ってはいないのですが,でも,今,我々の教室にある熱気は,本当に最高のものです。上記しましたように,新しく来てくださっている人達にも多分それは伝わっていて,一緒に頑張ろう!という姿勢に染めていけているようにも思っています。

まだまだ頑張らなくてはなりません! 

本当に精一杯,力の限りで頑張りましょう!   みんな!!




ところで,11月末に太田裕美さんの全曲新曲のCD「始まりは”まごころ”だった」が発売されました。早速購入しました。このアルバムは,すべて最近の若いmusician の作品で(ちょっとアレンジが・・・笹路さんだから文句はないけど・・でも,少し団塊の世代に阿ってない??),どれも懐かしさの中に今の息吹きが感じられる曲ばかりで,感動しています。

勿論,数年前の再デビューのような感じのミニアルバム何枚かは,松本隆/筒美京平だったのですが,それはそれでとっても感動していたのですが,今回のものもやはり心を穏やかに清く包んでくれて最高です。ちなみにジャケもとっても良い太田さんの写真で,これも,実は感動ものです・・・大学の頃には,アパートの部屋の壁に何枚ものポスターを貼っていた僕ですから・・・・。

なんといっても,そしてその声・・・大学受験の時にラジオで流れた「雨だれ」を聴いて以来のファンとしては,その全く変わらない・・ますますその透明感と,加えての説得力に磨きが掛かってきている様子に,感動しきり・・・なのです。




さて,年末は太田裕美さんを聴きながら・・・・。

僕も実験やその他まとめ物や・・精一杯仕事をしましょう!

そして,繋がって行く来年も,教室員皆で力を合わせて良い仕事を出して行きましょう!

皆さん,良いお年を!